2009年11月16日
日本の過疎地域
日本では、明治以降続く中央集権政策で、政治・経済・文化が首都たる東京都区部への一極集中が進行し、首都偏重の発展が続いた。
1960年代の高度経済成長期には、急速な工業化に伴って、農村から都会、特に太平洋ベルト地帯への労働力としての人口移動が起こり、工業基盤を持たない地域は労働力の供給基地となり、過疎化が見られるようになった。また、炭鉱の閉山、山間部におけるダム建設に伴う挙家離村といった要因で過疎化が起きる場合もあった。
その後、日本の産業は第二次産業中心からサービス業など第三次産業中心へと移行したものの、政治・経済の中央集権的傾向も改められずに人口の偏りは続き、中央政府が景気対策として実施した公共事業により地域産業の中央依存傾向が強まることで、地域の自立性が失われていった。過疎地域の市町村が求めた高速道路などの交通網の整備は、利便性向上により人口流失に拍車がかかるという悪循環を生じさせている。
さらに、1990年代以降はバブル景気崩壊の余波を被り、その後の景気回復は立ち遅れ、ますます痛手を深めることとなった。特に核となる基幹工業に乏しく、農林業、鉱業、零細漁業に依存していた中山間地区、半島などで顕著であり、北海道、秋田県、島根県、高知県、長崎県などは人口減が著しく、近年は首都圏など一部都市圏を除いてほぼ全国的に過疎化が進行している。
特に1999年以後は、首都たる東京都区部の政(自民党)・官(総務省)・財(多国籍企業)が主導する市町村合併ブームにより、「過疎」を通り越して消滅する集落が後を絶たず、各地でゴーストタウン(廃村)現象が懸念されている。
一般的な定義
「過疎」という語は、1966年に経済審議会の地域部会中間報告で初めて公式に登場した。翌年まとめられた同部会の報告は次のように述べている。
「人口減少地域における問題を『過密問題』に対する意味で『過疎問題』と呼び、過疎を人口減少のために一定の生活水準を維持することが困難になった状態、たとえば防災、教育、保健などの地域社会の基礎的条件の維持が困難になり、それとともに資源の合理的利用が困難となって地域の生産機能が著しく低下することと理解すれば、人口減少の結果、人口密度が低下し、年齢構成の老齢化が進み、従来の生活パターンの維持が困難となりつつある地域では、過疎問題が生じ、また生じつつあると思われる。」
近年においても、交通機関の発達によって人口移動が容易になったことや、青年の農業離れ・漁業離れ、工場の海外移転などによる産業の空洞化、経済の東京一極集中の加速などによって、全国各地で過疎が進行している。
特に離島などの地域では、所得の大半を農業や漁業に依存する構造となっており、過疎問題が深刻化している。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
日本の深刻な過疎化について調べてみました。
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